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2011年2月 5日 (土)

生きて動いている天地そのものの中

S20110205_2 S20110205 S20110205_3 S201102051 5日(土)朝、大阪城梅林に出かけました、見頃は13日から20日頃でしょうか。ジョウビタキ、トラツグミが近くで見ることができました。
■午後2時から3時30分、京都大学大学院・辻本雅史先生による「『都鄙問答』を読む~梅岩の学問観~」。
■石田梅岩は「学問」の名を掲げ、その根拠のもとに自らの講釈を始めました。しかしそれは、既成の「学問」に対抗的に語られた学問でした。■その前提に文字に対する梅岩の疑いがありました。そうした梅岩の学問観を示す箇所を読みながら、今私たちの学問のあり方をわかりやすくお教えくださった。■「そもそも人間が文字を発明する前に、言葉はあった。言葉が生れる前に、天地や自然の働きがあった。然るに文字は、物事を伝えるために後に人間が発明した器物・道具である。器物・道具に過ぎない文字で、生きた天地の全てを尽くすことなどできるはずがない。真理は書物の中にあるのではなく、生きて動いている天地そのものの中にこそある」と梅岩は言うのです。■また「文字に書かれた書物の中に真理があると考えるのは、正解ではない。真理は書物の外側に広がっている天地の側にある。天地とは、万物を生み出し、宇宙も含んで動く大自然そのもの。その真理を人間の心はちゃんと共有している。
だから天地と一つながりの心でこそ、天地の真理を掴むことできるし、それが出来た人こそ本物の学者である」とも言うのです。■そして世の儒者を「文字の書物箱」つまり文字を詰め込んだだけの箱、あるいは、「文字芸者」に過ぎないと、言葉をきわめて批判しています。

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