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2011年9月 4日 (日)

超円高時代に応える工業経営とは

S20110904 S20110904_2 S20110904_3 国際化、1ドル76円台。「超円高時代」を迎え大きな打撃を受ける日本のモノ作りが、海外進出を加速させている。国内の空洞化の対策は?しかし今、これまで海外進出を躊躇してきた中小企業が、この海外進出を成功させることで、逆に日本の雇用を守ろうと新たな将来像を描き始めている。韓国企業などとの取り引きを入り口に、世界に販路を拡大、そこで収益を増やすことで国内工場での生産や技術開発を進めて雇用を守ろうというのだ。■日本の工業経営が持続的な競争力を保持し、同時に働く人々の生活の尊厳を維持し高める方策を、少数の例外的事例を示すことではなく、まじめに努力する大多数の日本企業にとって採択可能な指針を提示する役割をこの学会は担っている。■本学会の統一論題「変革の時代に応える工業経営研究の確立」で取り上げられるエネルギー政策や情報システム、雇用のあり方について、工業経営や労働者の視点から問題提起を行い、解決策の提示が努める姿勢が我々に求められている(貫隆夫)。
■摂南大学寝屋川キャンパスでの工業経営研究学会第26回全国大会の最終日4日は下記プログラムに参加しました。
1)「ダーウインの海」を乗り越えるモジュール化経営時代の新事業開拓育成戦略:平松茂美(平松技術士事務所)
2)躍進する中国産業におけるリーダーシップについてー監督者の仕事ストレスを中心としてー:大塚賢龍(甲子園大学)
3)中小企業の発展段階や転換期に求められる経営者の経営能力についての一考察:岡田好史(大阪成蹊大学)
4)台湾自転車部品メーカーの自社ブランド化とアップグレ~天心工業の事例研究:張書文(台湾東海大学)
5)環境研究分科会・循環型社会究分科会「成都・重慶のエコタウン視察報告」:坂本清(宝塚大学)
統一論題「変革の時代に応える工業経営研究の確立」
6)エネルギー問題の新展開と工業経営のあり方:森健一(関西大学)
7)クラウド・コンピューティングの現状と課題:羽石寛志(佐賀大学)
8)企業経営と若年層の賃金・就業構造の変化:原みどり(中央大学)
9)統一論題シンポジウム:総合司会:貫隆夫、シンポジスト:森健一(関西大学)、羽石寛志(佐賀大学)、原みどり(中央大学)、阿辻茂夫(関西大学)、篠原健(追手門学院大学)、奥林康司(摂南大学)
■現代の日本企業は最新の技術で開発された製品が世界に先行しながら、「ダーウィンの海」を渡れない現象で世界市場から後退している。日本の開発先進型のインテグラル型企業と、生産立地国のモジュラー型企業が、合弁で新企業を設立し、日本企業が創出した新事業・新製品のグローバル市場での成長発展を協業で推進することが重要だと平松茂美先生は述べられた。
■全国大会の帰途、東京の先生方を大阪城に案内しました。

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