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2015年12月21日 (月)

中小企業の海外展開支援について(No3768)

中小企業の海外展開支援について(No3768)

(1) 海外展開の意義
  少子・高齢化の進行などによって、需要の面からからも労働供給の面からも、国内市場は経済成長が難しくなっている。そこで、海外市場の需要獲得を目指すことにシフトしようとするが、その道のりはけわしい。自社の体力、資源面で十分な余力がないために、 リスクが大きくて「不安」といった理由などから、海外展開を躊躇している中小企業も多い。

(2)新成長戦略「海外展開」に期待が集まる
  12月末創設のAECやTPP域内経済活動に積極的に参加していくことができるようになる。 関税撤廃、自己証明制度の導入、電子商取引をはじめとするTPP協定上の諸ルールは中小企業にとってもメリットが大きい。
  
(3)中小企業が海外需要を獲得するための施策について
  ①専門家による新興国進出支援サービス
  ②多様な支援機関が連携した実務上のプラットフォーム構築
  ③政府開発援助や経済協力の一層の戦略的活用(JICA)
  ④海外展開している中小企業の資金調達の円滑化。

(4)海外展開における留意点(チェックリスト)

経営資源が限られた中小企業が海外展開するリスクは大きく、海外で成功するためには事業計画を策定する段階で,将来起こりうるリスクを想定し、その発生によって海外事業が停滞しないよう、また停滞しても一早く復帰・回復できるような備えを検討することも重要である。

(5)「海外展開の目的」の明確化を

海外展開で成果を上げ、大きな損失を被らないためには、まず目的を明確にすることが大切である。「自社の海外展開の目的を明確にする」、これが推進の第一歩となる。目的が明確になれば、その対応策を検討し、選択することになる。

(6) 「国内でもっと伸ばす方法はないのか」をよく検討することも重要である。

海外展開を考えるにあたっては、まず国内でできること(新規取引先の開拓、新分野への進出や異業種連携等)を十分行ってきたか確認し、海外展開の目的を明確にする必要がある。

 

 

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