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2020年2月14日 (金)

「鉄冷え」3つの変化(№5288)

日本製鉄ショックに見る「鉄冷え」3つの変化
1)「縮み続ける需要」。日本鉄鋼連盟(鉄連)によると国内粗鋼見掛け消費量(生産+輸入-輸出)のピークは90年度の1億47万トンだが、18年度は7239万トン。過去30年で国内の粗鋼消費は約3割減った。
2)「輸出の低迷と、中国の粗鋼生産のさらなる膨張」。日本の鉄鋼業は粗鋼生産の4割が輸出に回る。2000年代前半までは3割だった輸出比率は、自動車大手の海外進出なども背景に、過去10年は4割で推移してきた。輸出が回復しない一方、世界市場における中国の影響力は年々高まる。世界粗鋼生産に占める中国のシェアは00年に15%だったが19年には53%に高まった。中国の生産や輸出による世界の鉄鋼マーケットへの影響力は過去と次元が違う。
3)「脱炭素」で逆風。鉄鋼生産は鉄鉱石と石炭(コークス)から製造する高炉法と鉄くずから生産する電炉法がある。製造業向け比率が高い日本は7割超が高炉。電炉では自動車用鋼板などの量産が難しいことも背景だ。鉄鋼業のCO2排出量は日本の産業界全体の4割を占める。高炉大手は省エネ技術を先駆けて開発するなどエネルギー効率では世界に先行する。電炉は電気代もかかり、自動車用鋼板の量産はすぐには現実的ではない。
日本経済新聞2020年2月12日より

 

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